七色のとらの物語り

難しいことはきらいです。あなたの脳ミソで化学反応を起こすような、心にじんわり広がるような暗号にするしかありません。

落ちてゆく予感

七色のとら 作

 

 

 

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君について

 

 

 

探している/ずっとずっと/探している/もうずっと/うそ。もうとっくに知っていた/君のいるところ/あー/その手に触れたいよ/お酒は嫌い/簡単になっちゃうんだから/特別だ/あたしは/他の誰にも理解出来ないはずだから/特別だ/絶対に/何でかこんなに醜いかな/消えてしまいたくなる/でも/隠すよりはずっといい/透明なのは/最初と最後だけ/後はギトギト/嫌いなの/駄目だ/なんてはかないの/死にたいって口走る/生まれ変わり/自己嫌悪/手をつないで歩きたい/明日にはこの気持ちはなくなってるかも/今日は会えた/真っ暗だ/募るたび/黒くなる/落ちてゆく/深いところまで/揺さぶる/揺さぶる/受け入れてくれるか/完璧(パーフェクト)/君の鼻/君の唇/君の指/君の瞳/君の髪/君の/他は何も知らない/落ちてゆく予感/あぁ/なんて心地がいいのだ/熟し腐ってゆくのが/全てがこの眼に刻まれる/

 

 

 


君と同じ空気を吸って

 


君について考える、君との時間が

 


あたしが生きのよい魚になれる

 

 

そんな心地よいときなのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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10代の頃書いた詩を再投稿しています。  

恋をしたりしていたと思います。

詩のうえでは無敵だったとおもうけど、引っ込み思案な女の子だったの。