七色のとらの物語り

難しいことはきらいです。あなたの脳ミソで化学反応を起こすような、心にじんわり広がるような暗号にするしかありません。

宝物

七色のとら 作

 

 

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本屋で恋愛小説を立ち読みして、淡い心。
近くのコンビニでいちごポッキーを買うようなそんな想い。
なのにそれが今現在一番の宝物で、最優先になっているかも。
雨の日にお気に入りの傘をさして長靴でびしゃびしゃ帰った帰り道に覚えた歌。
毎日繰り返し 口ずさむ。
あの頃から、なんら 変わってはいない。

鏡を覗き込んで 死ぬまで一緒の恋人に
「なにより愛してる。」
かっこいい自分を演じることをやめたときから
自分を本当に愛せるようになった気がする。
ありのままのあたしを知ったら
どんな頑張って作り上げたあたしなんか比べ物にならないくらい
いとおしいって思えたから。

肉体は死ぬまで出口のない入れ物で
死ぬときには全てとおさらば。

だから、雨の日の歌もコンビニのいちごポッキーも
チープな恋心だって今一番大切にしたい宝物。

・・・思った以上に乙女。

 

 

 

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昔書いた詩を再投稿しています。

このころまだ10代で、青臭いけど、違う誰かの詩を読んでいるような不思議な感じがします。

たくさんあるので、一つずつ公開していきます。

懐かしくて切ない、あの日々はもう戻っては来ないけど、ここを通って大人になったんだと思うからすごく大切。