七色のとらの物語り

難しいことはきらいです。あなたの脳ミソで化学反応を起こすような、心にじんわり広がるような暗号にするしかありません。

青い夏

七色のとら 作

 

 

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夏が終わるよ。

今年もまた夏のすべてを満喫したので、
夏よ、もう終わってもいいよ。

(既に三回くらい夏が終わったと実感したほど満喫した。)

花火も海も海鮮バーベキューも
ゲロまみれの浴衣もダーツバーも
避暑も熱中症も昼ビールも
ドライブもキャンプの日焼けも
淡い恋だって台風に吹き飛ばされたし

ひとつだけ、残した夏の課題がまだ来週に残ってるんだけどね。本当は。
それが終了したら、
本当に私の今年の夏は終わって
秋が始まる。

少しだけ変わったことは
大人になったことだと思う
現実を生きている実感

どこに居たって
ここに生きている実感

電車に乗ってても
私が私である証。

ご飯を食べたら
血となり栄養となって私の中を駆け巡ってるって実感。

恋をしたら見たもの感じたことが
DNAを変化させていくんだっていう心地よさ。


この眼に映ること、
大切だと感じるもの、
愛とか夢とか希望とか
なんだかわからないもの、
直感・匂い・意味

全てを信じないで
いま、
生きていると言い切れるだろうか。

全部に意味があるんなら
私の持つ意味は
愛するっていうことと関係があるさ。

『青い夏』