七色のとらの物語り

難しいことはきらいです。あなたの脳ミソで化学反応を起こすような、心にじんわり広がるような暗号にするしかありません。

出発の時

七色のとら 作

 

 

 

 


その時大事なものなんて分からないよね

 

だからかばんひとつで。

 

 

結局自分を信じるしかないんだ


誰かが言う無責任なことにすごく揺り動かされるけど、 捨てるものなんてないのよ


だってまだ何も手にしてないもの

 

 

なんだかわからない力に心が揺り動かされて、そして次の道を見つけるんだ。

 

 

 

想像していた通りになっていく


このことだって昔のわたしはきっと知っていた

 

支えられて今のわたしがいるのだから、 
支えをはずして独りで歩くのが激しく怖い

 

 


この先待っているよく分からないものに震えている自分がいる

 


足がすくむ

 

『でもそこにしか答えはないから

わたしは進むんだよ。』

 


言い聞かせるように


いつもこの呪文を唱える

 

 

f:id:nizica:20170808231243j:image

 

『出発の時』