七色のとらの物語り

難しいことはきらいです。あなたの脳ミソで化学反応を起こすような、心にじんわり広がるような暗号にするしかありません。

白い

七色のとら 作

 

 

 

 

 

  
  らくだに乗ってゆらゆらゆらゆら


  あなたの所に向かう途中。


  月は確かに導いてくれているけど 

 

  あたしのらくだは頼りない足取りで
  

       初めてのように


  冷たい砂の上 を


  手探りですすむんだわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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全てを、消す事は難しいね。

 

 

 

 

 


 幸か不幸か


 ここでは全てが砂に埋もれてる。

 


 分からなくなってしまう。

 

 

 

 

 

 

 とっくに
 手に触れているのに
 それすら感じられないわ
 初めてならいいのに。

 


                  でも、それなら惹かれなかった?

 

 

 

 

 

『白い』